退魔師の告解 📱 サブスクリプション

アグラの「宗教裁判所は私が快感を覚えたことを追及するだろう」という言葉は呪文のように、アンナの内にあった屈辱に由来する欲望の火を完全に燃え上がらせた。彼女の体は制御不能に発情し始め、肌は魅惑的な赤みを帯び、両足は落ち着きなく擦れ合い、切実に慰めを求めていた。

その時、カロンの手先である黒ずくめの秘密警察が予告なしに現れた。先頭に立つ隊長は作り笑いを浮かべながら、アグラに「アンナ女王の調教の進捗」や、彼女たちの間の隠された「協定」について執拗に尋問した。

アグラの眼差しは冷たく、雑魚どもを無視して、アンナに向き直り「私について来なさい」と言った。

彼女はアンナを連れて教会の奥深い回廊を抜け、隠された密室の前にやって来た。そこは密室というより、むしろ施虐と歓楽のために特別に設えられたSMショップのようだった。壁には聞いたこともないような拘束具や拷問具が所狭しと並んでいた。

「なぜ…教会にこんなものが…？」アンナは息を切らしながら、戸惑いと渇望に満ちた目で尋ねた。

「神職者の欲望は、凡人よりもずっと制約と発散を必要とするからだ」アグラは冷たく答えながら、壁から精巧な赤い革のロープを取り、アンナにふさわしい「道具」を選び始めた。「そして、これらが彼らの制約と発散の方法だ」

アグラは拘束の中で戸惑い苦しむアンナを見つめ、少しの憐憫も感じなかった。むしろ、悟ったような光がその目に宿っていた。彼女は、アンナがまだ自身の魂の奥底にある、最も暗い真実に触れていないことを知っていた。

「もうごまかし合うのはやめましょう、アンナ」アグラの声は冷たく平坦だった。彼女は手を伸ばし、薄いレースの下に隠されたアンナの乳首を正確につまみ、軽く揉み始めた。

「んあ…」突然の刺激にアンナは全身を震わせ、甘い吐息が漏れ、唾液が口角からこぼれ落ちた。

アグラは身をかがめ、二人だけに聞こえる声で囁いた。その言葉は悪魔の囁きのように、堕落を誘う。「機会を探す…というのは、理性に言い訳するための口実に過ぎない。あなたの体は、最初からこれらの感覚を享受し、依存していたと言えないのか？」

彼女は指先の力を強め、さらに問い詰めた。「自問自答しなさい、アンナ…今、私にこうして拘束され、弄ばれている状態で、あなたの頭の中にはほんの少しも…もっとひどいことをされたいという考えはないのか？」

その言葉は稲妻のように、アンナの混乱した思考を切り裂いた。

彼女の体は硬直し、瞳孔は大きく開いた。アグラの指先がもたらす快感と、彼女の痛烈な言葉が混ざり合い、鍵となり、彼女の記憶の中で最も醜いパンドラの箱を開けた。

アンナの思考は屈辱的な決闘場へと引き戻された。彼女は再び、高みから見下ろすカロンを見た。彼が如何に容易く彼女を打ち負かし、みすぼらしく倒れさせ、鎖帷子の下の肌が粗い地面と擦れ、周囲の群衆から嘲笑を浴びたか。

「……」

彼女は、自分がカロンに人形のように掴み上げられ、彼の膝の上に押し付けられ、衆人環視の中、尻を激しく叩かれたことを思い出した。その澄んだ平手打ちの音が、まるで今も耳に響いているかのようだった。

「……」

彼女は、自分が徹底的に辱められた後、広場の中央に縛り付けられ、カロンが冷たい剣の鞘で、ゆっくりと、嘲笑を込めて彼女の体を侵入した瞬間を思い出した…。

その瞬間、屈辱、苦痛、無力感…そして彼女自身も認めたくない、全身を駆け巡る戦慄と快感があった。

「ああ…はあ…」記憶の奔流が彼女の理性を押し流し、現実では、アグラの指が疲れを知らずに彼女の乳首を弄んでいる。過去と現在が重なり、羞恥と欲望が交錯する。アンナの体は最も正直な答えを示した。アグラの揉みくちゃにされ、彼女の乳首は完全に、恥じらうことなく屹立し、石のように硬くなり、まるでアグラの問いを無言で裏付け、より多くの刺激を求めているかのようだった。

アンナは絶望的に、アグラが正しかったことに気づいた。

これは単なる反撃のためだけではなかった。

彼女の体、彼女の魂は、最初から征服され、侵犯され、辱められるという感覚に…中毒していたのだ。

アンナの体はすでに欲望に支配されていた。彼女は貪欲に身をよじり、まるで美女蛇のように、アグラの手にある拘束具に自ら向かっていった。冷たい革のロープが彼女の白い体を幾重にも縛っていく過程で、彼女は禁錮ではなく、比類なき安心感と、これから愛撫されることへの期待を感じていた。

こうして、拘束された状態で、アンナはアグラが最も穏やかな口調で、彼女を深淵に突き落とした「告解」を語るのを聞いていた。

「私の記憶は、教会の公聴会から始まる」アグラの声が密室に響き渡り、一つ一つの言葉がアンナの心を叩きつけた。

「公聴会では、私が魔物に侵犯された時、体に不浄な反応が出たことについて質疑された」アンナの脳裏に映像が浮かび上がる。荘厳な裁判所に、アグラが無理やり中央に立たされ、全ての偽善的な聖職者からの視線を受けている。

「彼らは教会の医官に、私の体が如何に『不潔』であるかを公衆の面前で証明させた」アグラの手が、アンナの拘束された体の上を這い回り、最も敏感な場所を正確に弄び始めた。

アグラの描写によると、彼女は侵犯された時に大量の粘液が出たことを証明するために公然と検査された。しかし、彼女の体の本能はそれを制御できず、むしろ、その極度の屈辱の中で、普段よりも敏感になり、興奮しやすくなっていた。様々な屈辱が強烈な体感と混ざり合い、黒魔が弄んだ恥ずかしい記憶が加わり、アグラは公聴会で、全ての教会関係者の前で、絶え間ない嬌声を上げた。

「結局、3時間に及ぶ公聴会で、私は…反抗するように70回以上も絶頂に達し、体液でテーブル全体を汚した」

「ああ…ああ！」アンナはその恐ろしい描写を聞き、体が共感するように激しく震えた。彼女は、この点において、自分とアグラが極めて似ており、極度の屈辱の中でしか極度の快感を得られない怪物であることを理解していた。アグラは回想しながら、拘束されたアンナを指で何度も絶頂に押し上げ、まるで屈辱の深淵の中で彼女たちの魂を完全に共鳴させようとしているかのようだった。

「公聴会が終わり、私は満場一致で『淫女』と鑑定された」

アグラの声には少しの波乱もなかった。まるで他人の物語を語っているかのようだった。しかし、アンナはそこに無限の絶望を感じた。それは、黒魔に全てを破壊される方が、このような生きた地獄に耐えるよりもましだという苦痛だった。

「翌日、私は十字架に縛られ、淫らな修道女として、大聖堂前の広場で公示された」

それを聞いたアンナの瞳孔は大きく縮小した。彼女は、自分がかつてカロンに打ち負かされた後、「淫乱仮面」の刑具を付けられ、壁に縛り付けられて公開された屈辱を思い出した。同じ広場、同じ屈辱、同じ絶望。

「私が最も絶望していた時、救いの手を差し伸べたのはカロンだった」アグラはついに核心を語った。「彼は私に、彼の『条件』に同意するなら、教会に圧力をかけて私を解放すると言った」

そのような状況下で、アグラには選択肢がなく、同意するしかなかった。

その夜、カロンの邸宅で、アグラは彼の前で衣服を脱ぎ、彼が用意した、極めて屈辱的な黒いランジェリーに着替えた。自身の「自由」、そして…その後の計画を実行する資格を得るために。

物語は終わった。

アンナは拘束されたままぐったりと倒れ込み、体はまだ絶頂の余韻に浸っていた。今の彼女は物事を考えるのに適しておらず、彼女の脳は完全に無制限の妥協と迷いに陥っていた。

彼女はアグラに顔向けできなかった。彼女が心から頼り、救いとみなしていた神は、その聖なる衣の下に、自分と全く変わらない、屈辱によって育てられた魂を隠していた。

彼女はカロンにも顔向けできなかった。彼女が心から憎む仇敵は、最も重要な瞬間に、救世主の姿で、彼女の「神」も自分の所有物に変えた。

そして何よりも、彼女は自分自身に顔向けできなかった。彼女は自分が泥沼に深くはまり込み、体も魂も、すでにこの二人に完全に支配され、来た道を見失ってしまったことに気づいた。

（未完に続く…）