屈辱の根源 🆓 無料

密室の中、甘美な拘束ゲームは続いていた。アンナの理性は、アグラの言葉と指先の二重の挟撃によって揺らいでいた。その時、重厚な石の扉が何の予兆もなく開かれ、彼女たちが最も会いたくない人物が、勝利者特有の微笑みを浮かべながら入ってきた——カロンだ。

「邪魔をしたかな」カロンの視線は、アンナの拘束され、春情を催した身体を遠慮なく舐め回した。「だが、これで手間が省けた」

アグラはアンナを解放し、いつもの氷のような表情に戻った。彼女はアンナの前に立ち塞がり、カロンに真正面から向き合い、用意していた話を始めた。

「アンナ、あなたは彼に勝てないことを理解しなければならない」アグラの声には感情が一切込められていない。「何年も前、あなたが広場で戦前動員を行い、軍民を率いてオークの侵略に抵抗しようとしたのを覚えている？」

アンナの身体は硬直した。その記憶は、彼女の人生で最も深い恥辱の烙印だった。

「覚えているはずだ」アグラは彼女に代わって答えた。「あなたは高台に立ち、慷慨激昂して演説した。だが、突然現れた魔法の門から伸び出した無数の触手に、衆人環視の中で身体を冒涜された」

アグラの視線はカロンに向かい、最も残酷な真実をゆっくりと明らかにした。「あの触手、どこから来たのか不思議に思わない？答えは、カロンがかつて私が『黒魔』に侵された身体から、最も汚らわしいサンプルを抽出したからだ。彼は成功した。彼はその邪悪な力を手に入れ、それを使ってあなたを陥れた」

真実は、焼けた鉄のような烙印として、アンナの魂に深く刻まれた。

彼女の脳裏で、恥辱の光景が強制的に再生される。高台で、数千の軍民が見守る中、無数のぬめぬめとした触手が彼女を高々と持ち上げ、戦いのドレスを破り、神聖な女王の身体を貫いた。彼女はもがき、不屈の言葉を叫ぼうとしたが、激しい、未知の快感が彼女の声を、みっともない呻きに変えた。武器が手から滑り落ち、彼女は空中で身体をよじり、最も淫らな醜態を、全ての民衆の目に晒した。彼らがかつて敬愛した女皇は、こうして恥辱の中で意識を失った。そして、その時「窮地を救い」、人々の心を掴んだ「英雄」こそが、カロンだったのだ。

[当時の章<奇襲>のイラストを大幅に補足・再描画]

「分かったか？アンナ？」アグラの声が、彼女を回想の地獄から引き戻した。「これが理由だ。あなたはあまりにも臆病だった。敵が誰なのかも知らず、既に負けていた」

「今、自分の置かれている状況を認識しないのか？」アグラはアンナの肩を掴み、カロンを見るように強いた。「一時的に彼に屈服することでしか、私たちは身を守ることができない。これは政治であり、現実だ。今から、あなたを彼のところに連れて行く」

アンナの瞳は完全に死んでいた。誇り、尊厳、信仰…その全てが、真実の衝撃によって粉々に砕け散った。

かつての女皇は、アグラの手によって議会ホールへと連れて行かれた。全ての議員たちの冷たい視線の中、彼女はふわふわとした犬の尻尾を付けられ、最下賤の雌犬のように、カロンの王座の前まで跪き這っていった。

カロンは彼女の頬を掴み、空虚な瞳を鑑賞し、軽蔑的に言った。「そうだ、雌犬のように私に仕えろ」

彼は全ての人々の前で宣言した。「アンナ、お前は完全なる敗北者だ。今日から、お前はもはや女王ではない。私の奴隷だ」

アンナは魂のない人形のように、彼に弄ばれ、顔には無理やりの笑顔を浮かべなければならなかった。彼女は抵抗と権利を完全に放棄した。それが唯一の生きる道だと知っていたからだ。

「また欲しくなったか？アンナ」カロンは彼女の身体が無意識に反応するのを感じ、意地悪く囁いた。

アンナは目を閉じ、屈辱の涙を流したが、身体の本能は彼女を抗うことができないほどに興奮させた。彼女は震える声で、自分の運命を決定づける言葉を口にした。「はい、カロン…私はあなたに征服されました」

これはまだ始まりに過ぎない。

翌日、アンナは全ての衣服を剥ぎ取られ、過去の身分を象徴する王冠だけを被り、まるで本物の家畜のように、ハーネスを付けられ、カロンの馬車を引いて、市民広場を練り歩かされた。

カロンは御者の席に座り、馬鞭の付いた特製の義陽具で、彼女の肛門を絶え間なく突いていた。

「皆、見ろ！これがかつてのお前たちの女皇だ！」カロンは群衆に向かって高らかに宣言した。

馬車は石畳の道を疾走し、車輪の揺れは、より深い貫通をもたらした。カロンの手にある鞭が、アンナの白い臀部に絶え間なく叩きつけられ、赤い跡を残した。アンナは狂ったように馬車を引っ張り、口からは泣き叫びと歓喜の叫びが混ざり合い、悔しさと変態的な涙が混ざり合って、奇妙な笑顔を浮かべた彼女の顔から流れ落ちた。

昼食の時間、カロンは馬車を止め、街のすぐそばで、家畜に餌をやるための桶に食べ物を注ぎ込み、アンナを犬のように地面に跪かせ、舐めさせた。

無数の視線による凌辱の中で、アンナの羞恥心は完全に麻痺していた。彼女は顔を上げ、自分の全てを破壊した目の前の男を見つめ、ただ一つの思いだけが残った。この極限の屈辱の中で生き延び、この完全に支配された、救いようのない快感を感じること。

アンナは地面に跪き、冷たい石の桶の中の残飯を舌で舐め取った。見物人は指を指し、彼らの視線には憐れみ、軽蔑、そして病的な好奇心が入り混じっていた。

彼女に希望はあるのか？

女王アンナの、王国と民のために戦うという希望は、あの公開の侵犯の中で、民衆の揺らぐ信仰と共に、既に死に絶えた。証拠を見つけ出し、敵に後悔させようという決意も、あまりにも遠いものに感じられた。だが今、屈辱のどん底で、一種の新しい、歪んだ希望が、強靭な毒草のように、彼女の砕け散った自尊心から逞しく根を張って芽を出した。それは光の希望ではなく、暗い渇望だった——生き延びたい、この全てを覚えておきたい、いつか今日受けた全ての屈辱を、百倍にして返したいという渇望。この希望はもはや母のためでも、自分自身の馬鹿げた尊厳のためでもない。復讐という、最も甘美な果実を味わうためなのだ。

正義とは？

正義は既に笑い話と化していた。カロンの触手に衆人環視の中で弄ばれた時、虚無縹渺とした帝国の大義のために、仇敵に屈服することを選んだ時、正義は既に死んでいた。今や、彼女にとって唯一の「正義」は、彼女自身だ。屈辱の中で絶え間なく快感を得るこの身体、絶望の中で復讐の毒蔦を育むこの心。彼女はこの血の借りを自らの手で清算するつもりだ。そして、その復讐への道は、目の前の屈辱、従順、そして支配される快感によって舗装された、地獄へと続く奴隷道しかないのだ。

彼女は顔を上げ、カロンの遊び心に満ちた視線に応え、苦痛と快感が入り混じった、痛ましい笑顔を浮かべた。
（未完待-続…）