作品情報

アップロード時間 2025年3月26日
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タグ 皇女陥落 、長編連載

作品の説明

聖輝ロイヤル士官学校の寮は、女王の寝室のような豪華さはないが、広くて快適だ。柔らかいベッド、真っ白なシーツからは、ほのかなラベンダーの香りが漂う。アンナ女王はベッドに横たわり、窓から差し込む月光が彼女のグラマラスな曲線を描き出している。

昼間の屈辱が、まるで潮のように押し寄せてくる。広場での好奇の視線、カロン将軍のすべてを掌握しているかのような微笑、そして吐き気を催すような噂話。それらはまるで尖ったナイフのように、彼女の自尊心を刺し貫く。彼女は理由の分からない熱気に襲われ、肉体の渇望と心の屈辱が入り混じり、矛盾と苦悶に苛まれる。

彼女はここ数日、性欲を満たしていない。女王として、公の場では常に冷静と自制を保ち、個人的な感情や欲望を心の奥底にしまい込まなければならない。そして今、帝国の危機、カロンの容赦ない追求に直面し、彼女が受けるプレッシャーはさらに大きくなっている。そのプレッシャーは、まるで目に見えない枷のように、彼女の心身を拘束し、窒息させようとしている。

彼女は寝返りを打ち、眠ることができない。肉体の渇望はますます強くなり、まるで理性の束縛を打ち破ろうとしているかのようだ。彼女は唇を噛み締め、低い声で自分自身を呪う。「無能な蕩婦!こんな時に、あなたは……」

彼女は勢いよく起き上がり、身に着けていた薄い鎖帷子のビキニを乱暴に脱ぎ捨て、裸の身体に月光を浴びる。「思う存分見ればいい」彼女は空っぽの部屋に、想像上の視線に向かって、自嘲気味に呟く。「これがあなた達の望みでしょう?弱くて無能で、身体であなた達を喜ばせることしかできない女王……」

彼女の声には、痛みと絶望、そして微かな挑発が含まれている。それは自己破壊的な放埓だと分かっているが、自分をコントロールすることができない。彼女は解放を求めている。救いを求めている。それが一時的な麻痺に過ぎないとしても。

月光が静かに部屋に降り注ぎ、女王の脆さと葛藤を見守っている。彼女はまるで檻に囚われた野獣のように、絶望の中で一時の慰めを求めている。明日、彼女は再び女王の仮面を被り、この残酷な権力ゲームを続けなければならないことを知っている。しかし彼女は今、ただ一人の真の女として、自分の欲望を思う存分に解放できる女としてありたいのだ。