作品情報

アップロード時間 2025年3月26日
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タグ 皇女陥落 、長編連載

作品の説明

聖輝ロイヤル士官学校、帝国の軍事中枢は、高くそびえる城壁と堅固な防衛施設によって帝国の領土を守護している。数えきれないほどの戦略家と精鋭兵士がここから巣立ち、帝国の栄光のために戦う。

「至高の真珠号」がゆっくりと士官学校の広場に着陸した。アンナ女王は、深い色のロングケープをまとい、優雅な足取りで飛行船から降り立った。ケープの下には、無数の想像を掻き立てるビキニ鎖帷子が隠されている。ミスリル製で、軽量で柔軟ながらも驚異的な防御力を誇り、王室の職人たちの最高傑作だ。しかし、その露出度の高いデザインは、伝統的な鎧とは相容れないものであり、人々の議論の的となっている。

聖輝士官学校の学生たちにとって、女王の訪問は一大イベントだ。女王の「特別な」鎧についての噂は、すでに彼らの間で広まっており、彼らは女王の強さを敬愛しつつも、彼女の型破りな服装に好奇心を抱いている。

カロン将軍は、表面上は恭順な態度でアンナの儀仗隊の閲兵に付き添いながら、内心では今回の機会を利用して自身の権力をさらに強固にしようと目論んでいる。儀式後、彼は学生たちとの「非公式」な交流の場を設けた。カロンはアンナの誇りをよく知っており、彼女が決して容易に操られる女性ではないことも理解している。しかし、彼はアンナの現在の状況をより深く理解している。彼女は軍の支援を必要としており、彼がその支援の鍵を握っているのだ。

交流イベントが始まり、カロンはさりげなく話題をアンナの服装へと誘導した。彼は一見冗談めかした口調で、実際には圧力をかけながら、アンナに彼女の「特別な鎧」を披露するように仄めかした。広場の空気は微妙に緊張し、学生たちの好奇心、カロンの策略、そしてアンナ女王が懸命に維持しようとする平静さが入り混じっていた。何人かの注意深い学生は、カロンが鎧に言及した際、女王の目に一瞬、見過ごせないほどの興奮が宿り、口角がわずかに上がったことに気づいた。これは、彼女が必死に維持しようとする平静な表情とは微妙なコントラストをなしていた。

アンナはしばらく沈黙した後、内心では完全に拒否しているわけではなかった。彼女はカロンの意図を知っており、自分には多くの選択肢がないことも承知していた。しかし同時に、奇妙な興奮が彼女の心の奥底から湧き上がってきた。彼女は注目され、議論される感覚を楽しんでいた。たとえその注目の中に、軽薄さや不敬さが混じっていたとしても。帝国のため、民のため、彼女はこの「屈辱」に耐えなければならない。しかし、この屈辱の中には、言葉では言い表せない快感が混ざり合っているようにも感じられた。

ついに、アンナはゆっくりとケープの紐を解いた。ビキニ鎖帷子は、太陽の下で冷たい光沢を放った。何人かの学生は低い声を上げ、またある者はひそひそと囁き、さらにある者は軍人としての厳粛さを保とうと努めていたが、彼らの視線は内面の衝撃と好奇心を隠すことができなかった。彼らは、女王がケープを解いた瞬間、呼吸が少し荒くなり、目がより一層輝きを増したことに気づいた。まるで何かを期待しているかのように。

アンナは胸を張り、女王としての威厳を保とうと努めた。しかし、彼女のわずかに赤らんだ頬と、目に宿る光は、彼女の内なる真実を物語っていた。これは決して完全に彼女の意に反するものではなく、この屈辱の裏には、彼女自身も理解できない複雑な感情が隠されていた。

カロンは、ほとんど気づかれないほどの微笑みを浮かべ、学生たちに服装の詳細を質問させるように話題を誘導した。大部分の質問は、仄めかしや軽薄さに満ちていた。アンナは内面の複雑な感情を押し殺し、まるで操り人形のように機械的に答えた。しかし、何人かの注意深い学生は、女王がこれらの質問に答える際、口調にわずかに挑発的な響きが混じり、視線が時折学生たちの顔を掠めることに気づいた。まるで彼らの反応を観察しているかのようだった。

この「交流イベント」は、まるで街角の気まぐれなパフォーマンスのようだった。アンナ女王は、カロンの手の中にある駒となり、自由に操られている。しかし、彼女は完全な被害者ではなく、この屈辱の裏には、彼女自身も率直に語れない、ある種の禁断の快感が隠されていた。そして、それらの注意深い学生たちは、このパフォーマンスの観客となり、黙ってすべてを観察し、心の中で疑惑と困惑に満たされていた。