作品情報

アップロード時間 2025年3月26日
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タグ 皇女陥落 、長編連載

作品の説明

2年前オークに捕らえられた経験は、彼女が唯一口にしたくないことだった。

たとえ女王の体がぼろ人形のようにカロンに好き勝手に弄ばれ、日々凌辱に麻痺し、魂の奥底が千瘡百孔になろうとも。しかし、オークがかつて彼女と国民に行った暴行は、彼女が最後に堅持する一線だった。しかし、その僅かな底辺の自尊心さえ、今日カロンに奪われようとしている。

「言え」カロンの声は毒蛇の嘶きのように、彼女の耳元で、うんざりするような得意げな響きを立てた。「お前はオークの娼婦だと。」

その言葉は、どんな肉体的な苦痛よりも彼女を苦しめた。オークに対抗するために、彼女はあまりにも多くのものを犠牲にし、あまりにも多くのものを捧げてきた。それなのに今、カロンは彼女に、自分がオークの娼婦だと認めさせようとしている。それは彼女の全ての努力と犠牲を嘲笑し、彼女の存在意義を完全に否定することだった。

アンナの心の中で、強烈な反抗が爆発した。彼女は必死にもがき、体をよじり、カロンの支配から逃れようとした。彼女は引っ掻き、噛みつき、まるで檻の中の獣のように、最後の力を振り絞って、残された尊厳を守ろうとした。しかし、彼女の痩せた体はカロンの強靭な体躯の前ではあまりにも無力で、彼女の反抗はまるで瀕死の者の徒労のような抵抗であり、逆にカロンの施虐欲をさらに煽るだけだった。

カロンは乱暴に彼女の顎を掴み、無理やり彼と目を合わせさせた。「見ろ、お前の淫蕩はあの野獣どもに相応しいと思うぞ」と、目に蔑みを宿らせた。

アンナの目から涙が溢れ出たが、それでも彼女は唇を強く噛み締め、屈服しようとはしなかった。彼女は死んだ方がマシだった。こんな生きた心地のしない言葉を口にするくらいなら。

アンナの抵抗を見て、カロンは怒るどころか、さらに変態的な笑みを浮かべた。彼は彼女がもがくのを見るのが好きだった。彼女が絶望するのを見るのが好きだった。彼女が彼の前で少しずつ崩れていくのを見るのが好きだった。

カロンはアンナの喉を締め上げ、彼女がどんな音も出せないようにした。窒息の恐怖で彼女の視界は暗転し、体が勝手に痙攣し始めた。それと同時に、カロンはさらに激しい突きを始めた。アンナの体は彼の衝撃に激しく震え、彼女は吐き気と眩暈に襲われたが、抵抗する力はなかった。

意識が朦朧とする中、アンナは熱い奔流が全身を駆け巡るのを感じ、屈辱的にオーガズムを迎えた。それが喜びなのか、絶望なのか。解放なのか、破滅なのか。カロンは彼女の耳元で汚らわしい言葉を囁き、彼女は、ただ無言の叫びの中で、この終わりのない屈辱と苦痛に耐えるしかなかった。
しかし、これは一時的に原則を維持したに過ぎず、カロンは諦めないだろう。
案の定、その夜、地下牢で、一連の筆舌に尽くしがたい手段を経た後、アンナはすでに、拘束具の上で胸を張って(それは四肢を拘束された後に唯一できる動作だった)、慣れた様子で「私はオークの娼婦……私はオークの娼婦……」と叫ぶことができた。