作品情報

アップロード時間 2025年3月17日
画像の数 6
タグ 中国風-冬の梅の枝折り、長編連載

作品の説明

青レンガと灰色の瓦でできた陳氏武館は百年の歴史を持ち、壁には「先礼後術」の額が掲げられている。晩秋の午後、身長2メートル近い屈強な黒人が武館の門を押し開けた。彼は真新しい水色のダウンジャケットを着ており、金のネックレスが胸元で輝き、自信に満ちた笑顔で2本の金歯を見せていた。
陳師娘は弟子たちに長棍の稽古をつけていた。彼女はエメラルドグリーンのチャイナドレスを身に着け、結い上げた髪には玉のかんざしが飾られている。30代前半という年齢で、まさに円熟期を迎えている。チャイナドレスのスリットから覗く太ももの曲線、細い腰と豊満な胸が魅惑的なコントラストを生み出している。
この不審者が乱入してきた時、陳師娘は優雅に振り返り、素足で木の床を静かに移動した。彼女は追い払おうとしたが、相手の軽蔑的な視線と挑発的な態度を見て考えを変えた。
十数名の白い練習着を着た女弟子たちは、自ら脇に退き、長棍を手に、これから始まるであろう勝負を警戒していた。赤い提灯の光が、その場にいくらか不気味な雰囲気を添えている。
勝負が始まると、陳師娘はスピードと技巧で力の差を埋めようとした。彼女の足技は確かに巧妙で、一蹴り一蹴りが水面に咲く蓮の花のように美しい。しかし、相手はまるで蝶を弄ぶかのように、彼女の攻撃をやすやすと受け止めた。
すぐに、陳師娘の状況はますます不利になっていった。彼女のチャイナドレスは激しい動きで乱れ、中から赤い下着が覗いている。相手の大きな手が時折彼女の腰や太ももをかすめ、触れるたびに彼女は全身を震わせた。彼女は避けようとしたが、自分のあらゆる動きが相手の掌中にあることに気づいた。
彼女が最後の回し蹴りを繰り出した時、相手は軽々と彼女の足首を掴んだ。陳師娘は全身を持ち上げられ、空中にぶら下がって身動きが取れなくなった。彼女の髪は乱れ、汗が滴り、チャイナドレスは逆さまになったためにずれ落ち、大きな白い肌が露わになった。
彼女は必死に身をよじって脱出しようとしたが、それは無駄だった。相手の力はあまりにも強く、彼はまるで玩具を弄ぶかのように彼女をからかっていた。陳師娘が誇りにしていた武術は、絶対的な力の前にあまりにも無力だった。
弟子たちは、尊敬する師娘がこのような扱いを受けているのを見て、心配と屈辱を感じながらも、何もできなかった。顔を背け、この屈辱的な光景を見るに忍びない者もいれば、手に持った長棍を握りしめ、目に涙を浮かべている者もいた。
陳師娘の顔には恥辱の赤みが浮かび上がったが、その眼差しは依然として強かった。彼女の呼吸は荒くなり、胸が激しく上下している。相手の大きな手が彼女の体をほしいままに動き回り、触れるたびに彼女は思わず震えた。
この圧倒的な力の差は、彼女にこれまで感じたことのない無力感を与えた。彼女が誇りにしていた優雅さと尊厳は、相手の前で少しずつ崩れ去っていった。さらに彼女を恥じさせたのは、このような完全に支配された状態の中で、彼女の体が制御不能な異様な感覚を生み出していることだった。
相手は彼女の変化に気づいたのか、動作はますます露骨になった。彼の手が彼女の細い腰を掴み、手のひらの温かさが薄いチャイナドレスを通して伝わってくる。陳師娘は唇を噛み締め、喉から溢れそうになる呻き声を懸命に抑えた。
武館の大広間の雰囲気は、どこか艶めかしくなってきた。赤い提灯の光が壁に揺らめき、この力の対決にいくらかエロチックな味を添えている。弟子たちの顔にも異様な赤みが浮かび上がっており、彼女たちは師娘がこれほど取り乱した姿を見たことがなかった。
ついに、陳師娘は疲れ果てて相手の腕の中に崩れ落ちた。彼女のチャイナドレスはすでに乱れており、大きな白い肌が露わになっている。汗が彼女の美しい首筋を伝って流れ落ち、チャイナドレスの奥深くに消えていく。彼女の眼差しはぼんやりとし、その誇りと強さは情欲に取って代わられた。
相手は勝利の笑みを浮かべた。彼は、この高慢な女がすでに自分に征服されたことを知っていた。彼は片手で彼女の背中を支え、もう片方の手で彼女の滑らかな太ももを撫で、彼女の震えを感じた。陳師娘は目を閉じ、甘い吐息を漏らした。
この瞬間、武館全体の空気が凍りついたかのようだった。弟子たちは、普段は端正で優雅な師娘が相手の腕の中で堕落していくのを見て、衝撃と困惑を覚えた。中には、彼女たちの眼差しに、隠された羨望の念が込められている者もいた。
陳氏武館のこの午後、本来であれば手合わせであるはずの対決は、最終的には征服と服従の力比べへと変貌した。最後の抵抗も打ち砕かれた時、陳師娘は恥辱と快感の二重の苦しみに耐えながら、この侵入者に降参せざるを得なかった。
武館の壁に掲げられた「先礼後術」の額は、静かにこのすべてを見つめていた。この晩秋の午後は、陳氏武館の歴史に消すことのできない痕跡を残すことになるだろう。そして陳師娘にとって、これはおそらく新たな始まりに過ぎないのだろう。